「パラサイト 半地下の家族」結末解説映画レビュー

  • 02/19/2020
  • 06/21/2024
  • MOVIE

 

「パラサイト 半地下の家族」映画レビュー

 

 

 

2020年アカデミーの作品賞、監督賞、脚本賞、国際映画賞を受賞、英語圏以外の映画で史上初の快挙。

 

 

 

 

映画「パラサイト 半地下の家族」あらすじ

 

全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。

 

 

映画レビュー感想 (ネタバレあり)

 

韓国の貧困一家族、
彼らは半地下のアパートに住み、
裕福ではないがごく普通の生活をしている、


そして富豪の家につかえ働き始める。
 

 

彼ら富豪一の身のまわりの世話をしている人たち一人一人を蹴落とし、
そしてその仕事をえていく。

 

そしてある時、
富豪家族が家を留守にする、
それを機に、
彼らの豪邸で宴会をする。


すると彼らが職を奪った前の家政婦が訪れ、
そして、
その家政婦の夫が、
その豪邸の家地下でくらしていることを知る。

 

その彼らとのもつれで、
その貧乏家族の運命は、
ななつの底へと導かれることになる、、。

 

 

 

 

貧乏人の家族たちは、
巧みに富豪一家の仕事を得るほど頭が回る、
にもかかわらず
取り返しのつかないリスクを取って、
そして思わぬ事態に巻き込まれていく。

 

豪邸への執着が描かれているのだが、
自分自身も、
小さなボロボロの家に住んでたことがあるが、
その点では、
私自身全く共感できないところがある。


なぜあれほどのスキル、
頭がありながら、
あの暗黒のリスクをおっていかなければならないのか、
あのような行動ができたら、
家族でビジネスでもしながら、
その過程、
生活を楽しめるのに、
と思ってしまう、、。

 

自分は特に古い家にひけ目もなかったし、
自分が幸せであることに自信まではいかないが,
呆然と将来の夢、
そして成し遂げるであろうことに興奮を覚えて、
子供なりにしあわせに暮らしていた。


いまどんな家に住んでいる、
そんなことは取るに足りないことだった。

 

 

 

 

アメリカにもかなりの格差はあるが、
皆その生活になじんで、
そして、
時にはなんの違和感もなく、
自分たちの生活を楽しんでいるように思える。

 

にたような格差がある韓国では、
日本と同様に、
きっと同じ民族が同じような暮らしをするなかで、
その格差にさらに強い感情、
そして違和感、
そして、
自分が置かれた立場に、
劣等感が大きく感じられるのかもしれない。

 

これが本当の韓国の貧富の状況なのかわからないが、
これがもし本当なら、
かなりのかわいそうな生活、
精神衛生状態なのかもしれない。

 

今度韓国に行ったら、
じっくり見てみたい、
そのような気もした。
知り合いの韓国人にきいてみよう。

 

 

 

 

 

結末解説さいごに

 

2020年アカデミーの作品賞、監督賞、脚本賞、国際映画賞を受賞。

英語圏以外の映画で史上初の快挙ということだが、
韓国とアメリカの貧困問題状況がこんなにも違うにも関わらず、
アメリカの賞を得たことがすこし不思議におもった。

 

そしてこの監督は反米主義らしい。

裕福なIT社長の家庭がアメリカ、
そして貧乏家族それが韓国。

どんなにアメリカに憧れ,
そしてその文化に馴染もうとしても、
最後はどちらにとっても悲劇に終わる。

そしてあの匂いというのは、
それぞれの文化が長い間築き上げてきたもの、
決して変えることができない、

という風刺入りならば筋はとおるけれど、、。

 

 

 

 

 

 

「パラサイト 半地下の家族」評価と口コミ

 

KM

評価: 4.1どのシーンを切り取っても惹きつけられる面白さがずっとあった。
そして何か新種の恐怖を味わった気分。専門的なことはわからないんですが、個人的にカメラワークが面白くて好きでした。定点からの画面作りがアートワークのようで見入ってしまった

にしやま

評価: 4.5賞取ったし見るかーくらいで観に行ったけどめちゃ良かった
バカなので映画の評価軸が「途中で飽きない」やねんけど一瞬も飽きる事はなかった

途中で上手くいかんくなんねやろなーて思ってたら意外なベクトルで歯車が狂い出して楽しかった

ロードショーなどであと2回くらいみたい

バイオレンスシーンがとても嫌いなので0.5評価を下げました

 

えむ

評価: 5すべてがとにかくよくできている。
前評判が高くて期待値MAXで見に行ったのに、それをさらに上回ってきた。
すごいもの見たな、と思いつつラストを噛みしめてたら、こんな絶望的なラストあるかよ…と気づいてエンドロール見ながらめっちゃ泣いた…

 

Rino

評価: 4.0素晴らしい構成と脚本は認めるけど
怖すぎて疲れた😂
地下室恐怖症になる映画

 

引用元:https://filmarks.com/movies/83796

 

 

 

「パラサイト 半地下の家族」作品情報

 

 

 

(余談)トランプ大統領「パラサイト」受賞を連日猛烈批判 

 

韓国作品受賞にトランプ大統領「一体どうなっているんだ」

 

アメリカのトランプ大統領は2月20日、
韓国映画
「パラサイト 半地下の家族」が
英語以外の作品として初めて今年の
アカデミー賞作品賞を受賞したことについて、
「一体どうなっているんだ」と批判した。

11月に行われる大統領選に向けて、
コロラド州で開いた支持者集会での発言だ。
関連発言の全文は下記の通りだ。

 

■トランプ大統領の発言全文

 

「ところで、アカデミー賞がどれほど酷かったことか。
韓国の映画が受賞した。
一体どうなっているんだ。


韓国とは十分すぎるほどの貿易問題を抱えている。
それなのに、
今年最高の映画の称号を与えるのか。


そんなに良かったか?
ちょっと待ってくれ。
風と共に去りぬ』のような映画がいい。
復活させよう。『サンセット大通り』もある。
たくさんの素晴らしい映画がある。


でも、勝者は韓国作品だ。
最初は外国作品賞を取ったのかと思った。
でも違った。
こんなことが今までにあっただろうか」

 

一方、「パラサイト」のアメリカの配給会社はツイッターで
「理解できる。トランプ大統領は(字幕が)読めないから」と揶揄した。

 

引用元:FNN PRIME

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